外壁塗装の相場 40坪だと費用はいくら?失敗しないための3つのポイント

このサイトではリフォーム工事の現場監督が体験したエピソードを含め、外壁塗装で失敗しないための3つのポイントと外壁塗装の相場、費用、分かりにくい見積もりの見かたなど外壁塗装のアレコレについてまとめています。

外壁塗装の相場 40坪だと費用はいくら?失敗しないための3つのポイント

外壁塗装に悪徳業者が多いのはなぜ?

国民生活センターに寄せられた相談で、塗装工事を含めたリフォーム工事の相談件数は
2017年度で5,956件あり、この相談件数は国民生活センターに寄せられた件数であって、

相談せずに泣き寝入りしている人もいるので、
この相談件数は氷山の一角にすぎないのかもしれません。


寄せられた相談には訪問販売が関係している事案が数多くあり、
実際に相談された事例を見てみると、

「親が高額な外壁塗装の契約をしてしまったので、解約できないか?」

「屋根と外壁の無料点検をしてもらい、工事が必要と言われ契約したが、
高額なのでクーリングオフしたい」

「訪問販売で外壁と屋根の塗装をする契約したが、
 見積もりをよく読むと塗装の面積が水増しをされていて高額なので、クーリングオフをしたい」

「お宅の屋根が危ない!という業者が来て、
 はしごを使い屋根に登って応急処置をしたが、高額な請求を受けた」

とさまざまな相談が実際に寄せられています。


では、どうして外壁塗装の訪問販売に悪徳業者が多いのでしょうか?

この記事では外壁塗装の訪問販売に悪徳業者が多い理由についてお話しています。

 

理由その1
【外から外壁の状態が確認できる】

これは、外壁の状態が外から目で見てわかるというところが、
外壁塗装の訪問販売業者に狙われやすいという点があげられます。

特に自宅を大切に思う気持ちが強い高齢者は狙われやすく、
外壁や屋根を無料で点検すると言いながら、

外壁や屋根の不具合個所を指摘して不安をあおり、
高額な契約をさせるという、いわゆる点検商法がこれにあてはまります。


理由その2
塗装工事直後は不具合がわかりにくい】

例えば、トイレの工事だと、「水が漏れた」、「流れにくい」など、
不具合箇所があればすぐに気がつきます。

しかし、外壁塗装は塗装直後はキレイなのでしばらくは分かりません。

正しい手順で塗装工事を行っていれば10年以上は持つはずの外壁塗装が、
「塗装が剥がれてきた」、「ひび割れがおきた」などの不具合が出るまでに、
工事後から数年という期間がかってしまうということです。

このような不具合は、塗装前の洗浄が不十分だったり、下地処理がきちんとされていなかったり、
見積もりで示されている塗料が使われずに安くて粗悪な塗料を使われたなど、
さまざまな理由が考えられます。

このような手抜き工事をされても、塗装や塗料に関する知識がない一般の人では、
すぐに不具合箇所を見つけることができないということが、
悪徳業者に手抜き工事をやりやすくさせているのです。


理由その3
塗装工事工事には定価がない】

これはどういうことかと言いますと、
外壁塗装の費用は、外壁の状態、足場の組み方、使う塗料の種類、塗る回数など、
各お宅により条件がバラバラなってしまうので、定価という基準がありません。

悪徳業者は定価がないということを良いことに、高額な金額を提示したり、
ありえないような安い金額を提示して契約させ、後から追加請求するという方法で、
暴利をむさぼるいわゆるボッタくり営業をしてきます。

定価がないと外壁塗装の見積もり金額が適切なのかどうかの判断が難しくなりますが、
外壁塗装にも相場というものがあります。

相場というおおよその金額を知ることができるので、
その相場の金額と見積もりで提示された金額を照らし合わせて、
高いのか、安いのかを見極める必要があります。


とここまで、外壁塗装の訪問販売に悪徳業者が多い理由についてお話してきました。

外壁塗装の訪問販売業者が全て悪徳だと言い切ることはできませんが、
塗装工事や塗料に関する知識が少ない一般の人にとっては、

悪徳業者につけこまれるすきを与えてしまい、結果的に業者の言いなりになって、
知らないところで手抜き工事をされてしまうことにつながっているのです。