外壁塗装の相場 40坪だと費用はいくら?失敗しないための3つのポイント

このサイトではリフォーム工事の現場監督が体験したエピソードを含め、外壁塗装で失敗しないための3つのポイントと外壁塗装の相場、費用、分かりにくい見積もりの見かたなど外壁塗装のアレコレについてまとめています。

外壁塗装の相場 40坪だと費用はいくら?失敗しないための3つのポイント

知っておきたい!外壁塗装のトラブル事例と対処法

誰もが巻き込まれたくないのが"トラブル"です。

工事前の契約トラブル、工事期間中のトラブル、完成後のアフター保証のトラブルと、あってはならないトラブルはどの段階であっても発生する可能性があります。

とはいえ、様々なトラブル事例とその対処法を知っているだけで、
トラブルを早期に解決できることがあるので、
トラブルが万が一起きた際は、怖がらずに毅然とした態度で対応してください。

この記事では、外壁塗装のトラブル事例を交えながら、
その対処法についてお話しています。

 【外壁塗装のトラブル事例と対処法】

●契約時のトラブル

悪質リフォーム被害の77%が訪問販売業者との契約によるトラブルです。

「一度断ったのに、何度も来てしつこく契約を迫られた」、
「このままだと、家がアブナイ!」と不安を煽られたり、

「今日、契約したら半額のモニター価格だが、明日だと通常価格になる」
など、半ば強引に契約をするように迫ってくる悪質な業者もいます。

訪問販売で訪れる営業マンは、外壁塗装の専門知識や経験が少なく、
工事自体のことはあまりよく分かっていません。

彼らは工事そのものにはこだわっていなくて、 契約が取れればそれでいいというスタンスで、 契約後の工事は塗装業者に丸投げをするだけなのです。

このような契約だけにこだわった営業マンがすすめる工事は、
ときに高額な費用がかかる内容になってしまいます。

万が一、そのような高額な契約をしてしまった場合は、
8日以内に書面(ハガキ・葉書)で契約の解除(クーリングオフ)を行ってください。

特定記録郵便、簡易書留で送付して、コピーや送付の記録を 保管しておくのもいいですが、特に相手が悪徳業者の場合は、 内容証明郵便で確実にやった方が良いですね。

 

●工事中のトラブル

工事中のトラブルは言った言わないといった口約束から、
元受け業者と下請け業者の連絡不備による工事のトラブルと様々あります。

例えば、

「コーキーング打ち直しで約束したはずなのに、打ち増しに変更されている」
「下塗りが一部されていない」
「職人さんが掃除をしないで、吸い殻、空き缶を放置したままにしてい」
「車用の養生がされていなかったために、
 ボンネットにチリ、 ホコリや塗料のかけらがついた」
「あれこれと追加工事の請求をされた」
「近隣のあいさつ回りをしていなかったために、
 工事車両の駐車で道が通れないと怒鳴りこまれた」



こういったトラブルを避けるには、

・契約時に打合せをした内容は書面で残す
・作業内容に不備があった場合、現場管理者がいるときはその場で言う
 現場管理者が不在のときは、写真を撮り、工事を中断させる
・済んでいる工程の写真を見せてもらう
・工事前に必ず業者に近隣のあいさつ回りをしてもらう
・車などに養生をしない場合は、汚れもいい毛布などで養生して、

 業者に養生をうながす
・見積もりの段階で追加工事は無いのかを確認し、書面で残す

などのように、
写真を撮ったり、書面で残すという対策をとることをおすすめします。


●工事完成後のアフター保証のトラブル

工事完成後のトラブルで最も多いのが、

「外壁塗装工事が終わってから1年もたたずに外壁面の剥がれやひび割れ、  ふくれなどが発生した」

というような、塗装の剥がれやひび割れ、ふくれに関するトラブルです。


このような時は、引き渡し時に受取っている保証書などを確認し、
保証期間内であれば業者に補修請求をしましょう。

ただし、業者によっては「今回の不具合は当社の責任ではなく、既存塗装部分に問題がある」など責任回避をする業者もいますので、不具合の原因を含め塗料メーカーに事前に問合せをしてから、業者と交渉することをおすすめします。


上記以外にも、「色ムラがある」、「シーリングを打ち替えたら、仕上がりが汚い」、
などのトラブルがあります。

こういったトラブルが発生したら、すぐに業者に連絡をとり、
現状を確認してもらい、引き渡し時に受取っている保証書などを確認し、
保証期間内であれば業者に補修請求をしましょう。

まれに、業者に連絡をしても「担当者から連絡させる」と対応しながら、
その後、何の連絡もなく放置する業者もいます。


もし、あなたがこのような事例に巻き込まれてしまったときは、
三者機関に相談してアドバイスを求めましょう。

  

www.chord.or.jp

この機関は、法律に基づいて国土交通大臣から指定を受けていて、
住宅紛争専門の相談窓口で、電話での相談も可能です。

さらに弁護士や建築士の専門家と対面相談(予約制)も可能で、
相談時間は1時間で、費用は無料です。


ここまで、外壁塗装のトラブル事例と対処法についてお話してきました。

トラブルに巻き込まれた場合の対処法と、
トラブルを速やかに解決するための準備についてまとめると、

●訪問販売などで、高額な契約をしてしまった場合はすぐにクーリングオフを行う
●工事前の写真(日付あり)を撮って、工事前の状態が分かるようにする
●工事契約前に打合せした内容は紙に記録する
●不具合箇所の対応についてトラブルになった場合は第三者機関に相談する

トラブルになった場合に速やかに解決するためにも、
写真や書類を残して業者が言い逃れができないようにしておいてください。