外壁塗装の相場 40坪だと費用はいくら?失敗しないための3つのポイント

このサイトではリフォーム工事の現場監督が体験したエピソードを含め、外壁塗装で失敗しないための3つのポイントと外壁塗装の相場、費用、分かりにくい見積もりの見かたなど外壁塗装のアレコレについてまとめています。

外壁塗装の相場 40坪だと費用はいくら?失敗しないための3つのポイント

屋根の塗り替えは外壁と一緒にしたほうがいいの?

屋根は建物を酸性雨や紫外線から守ってくれているのですが、
屋根の塗膜は外壁の2倍の速さで劣化していくのをあなたは知っていますか。

木造住宅によく使われる瓦は20年から30年の耐用年数があると言われていますが、
現在の新築住宅で使われるコロニアルやカラーベストと呼ばれるスレート系の屋根材は表面の塗装にシリコン系の塗料が使われていて、通常7年から10年で吸水を抑止する塗装の塗膜が劣化し防水性が弱くなります。

ですので、外壁を塗り替えようかと考えているのなら、
屋根の塗り替えも同時に検討することが必要です。

外壁と屋根を同時にしたら塗装の費用が
高くなってしまうのでは思うかもしれません。。。

この記事では、屋根塗装と外壁塗装を同時にするメリットと
デメリットについてお話しています。

 【外壁塗装と屋根塗装を一緒にするメリット】

・足場代が安くなる

外壁塗装だけを行う場合、屋根塗装だけを行う場合、
どちらをするにしても足場は必要になります。

足場は屋根から外壁までスムーズに塗装を行うのに必要で、
職人さんが安全に作業ができ、さらに安全が確保された足場があることで、
塗装の品質も向上させることができます。

塗装に必要な足場ですが、外壁と屋根を同時にした場合は1回の足場代ですみますが、
外壁と屋根を別々にした場合には、それぞれに足場を組む必要があるので、
2倍の足場代がかかってしまいます。

外壁と屋根を同時に塗装することで、
足場代を安くできるというメリットがあります。


・工事後の満足感が増す

例えば部屋のクロス(壁紙)を一面だけ張り替えたとします。

張り替えた一面は新しくキレイになりますが、
張り替えなかった面の汚れが目立つようになってしまい、
かえって張り替えなかったほうが見た目が良かったということがあります。

これはちょっと極端な例になりますが、
外壁だけを塗り直し、屋根を塗り直さなかった場合も同じように、
外壁がキレイになったことで、屋根の汚さが目立つようになってしまいます。

このような状態だと見た目が悪くなり、工事後に後悔することになってしまい、
工事後の満足度み下がってしまいます。

外壁と屋根を同時に塗り替えすることで、
建物全体が新築のようにキレイになり、工事後の満足度が
アップすること間違いなしです。


【外壁塗装と屋根塗装を一緒にするデメリット】

・外壁塗装だけより費用が高くなる

外壁だけを塗り替えた費用と外壁と屋根を同時に塗り替えた場合の費用を比べると、
当然ですが同時に塗り替えた場合のほうが費用は高くなりますが・・・

具体的に数字をだして計算していくと、その違いがわかってきます。

40坪2階建の戸建住宅の外壁塗装と屋根塗装、足場の費用を例にすると、
相場価格が81万円~121万円ですので、間をとって100万円とします。
それぞれの費用は外壁塗装が50万円、屋根塗装が30万円、足場代が20万円になります。

 

外壁塗装だけをした場合、
外壁塗装50万円と足場代20万円で合計70万円になります。

屋根塗装だけをした場合、
屋根塗装30万円と足場代20万円で合計50万円になります。


このように、外壁と屋根塗装を同時にすると100万円で済みますが、
個別に塗装をすると外壁塗装の70万円と屋根塗装の50万円かかり、
合計してみると120万円になり、同時にしたほうが20万円お得になります。


ここまで外壁塗装と屋根塗装を同時に行うメリット、
デメリットについてお伝えしてきました。

最後にまとめると、
屋根の劣化は外壁の劣化に比べて2倍の速さで進むと言われているので、
外壁を塗り替えるのであれば、同時に屋根の塗り替えも必要があります。

外壁塗装と屋根塗装を同時にすると費用は高くなりますが、
個別にそれぞれの塗装をするよりトータルでは費用は安くなるので、
外壁塗装をしようと考えているのなら、同時に屋根塗装も検討してみてください。