手抜き工事は嫌だ!手抜きを見逃さないための大切なポイント
絶対に失敗したくない外壁塗装で経験したくないが手抜き工事。
とはいえ、外壁塗装に対する知識の少なさ、業者任せの姿勢だと、
悪徳業者の手抜き工事の標的になってしまい、
さらには払う必要のないお金まで払わされることにもなってしまいます。
手抜き工事の被害に遭わないように、手抜きをするであろうポイントを知り、
手抜きを見逃さないようにすることが大切です。
この記事では、手抜きを見逃さないための大切なポイントについてお話しています。
【悪徳業者が行う手抜き工事】
悪徳業者が行う手抜き工事は、人件費を削るために工事期間を短くしたり、
塗料を規定以上に薄め(希釈)て塗料の量を増やしたり、
見積もりとは違う安い塗料を使うなど様々な方法で手を抜こうとします。
ここからは手抜き工事についてもう少し具体的にお話していきます。
●人件費節約の手抜き工事
・塗装をする前の下地処理と調整を行わない
→塗装前の下地処理や下地調整は時間と手間がかかるので、
手を抜かれやすいいのですが、この作業で手抜きがあると、
塗装後の剥がれや早期劣化の原因になります。
・乾燥が不十分な状態で重ね塗りをする
→本来は中塗りをし、乾燥させた上で上塗りを行うのが基本ですが、
人件費を削減するために1日で中塗り、上塗りを行うことがあり、
この作業で手抜きがあると、早期の段階で剥がれが起こる原因になります。
・3回塗を2回塗で終わらせてしまう
→通常、中塗りと上塗りで同じ塗料を使うことが多いので、
下塗り、中塗りで作業を終わらせてしまうことで、
塗装後すぐに何かが起こということはありませんが、
徐々に塗りムラが出てきて見た目が極端に悪くなってきます。
☆これは中塗りと上塗りの塗料の色を変えることで、
塗り忘れや塗り残しが一目で分かるので、この手抜きを見破ることができます。
●塗料の手抜き工事
・見積もりと違う塗料を使う
→見積もりに記載された塗料を使わずにランクを落とした塗料を使い、
塗料にかかる費用を節約することで、塗料のランクが下がることで
耐用年数が短くなってしまい、次の塗り直し時期が早くなってしまいます。
※中には、塗料が入っている容器は見積もり通りのものを使い、
中身はランクを落とした塗料を入れているという悪質なケースもあります。
・塗料を薄める(希釈)割合を変える
→塗料を薄める(希釈)割合は製造メーカーで決められているのですが、
規定以上に薄めて塗料の量を増やして塗ることで、
薄め過ぎによる塗料強度の低下で耐用年数が短くなってしまいます。
●塗る方法による手抜き工事
・手で塗らずに機械で塗る
→塗る方法は基本的にローラー、ハケなどによる手作業なのですが、
機械を使う吹き付けという方法だと施工が早く、人件費が抑えられます。
ただ、吹き付けで発生するミストと呼ばれる微細な塗料の粒子が
近隣に飛散する可能性があり、クレームにつながる恐れがあります。
ここまで、手抜き工事の手口についてお話してきました。
手抜きを見逃さないための大切なポイントについてまとめると、
・外壁、屋根の高圧洗浄作業の有無を確認する
・雨の日など十分な乾燥が見込めないときは塗りを中止してもらう
・中塗りと上塗りの塗料の色を変えて3回塗りを目で確認できるようにする
・塗りは吹き付けではなく、ローラーやハケで作業してもらう
工事期間中は常に目を光らせておくこともできないので、
やはり業者を信用するしかありませんが、
中塗りと上塗りの塗料の色を変えるという方法や、各工程ごとの写真を記録してもらい、
その都度必要に応じて写真で確認するようにすることで、手抜きをされにくくなります。
外壁塗装の工事を直前に控えている方、
これから外壁塗装を検討する方は参考にしてくださいね。